ヘルメットをかぶって登山する女性

 

登山用ヘルメットというと、大げさな感じがしたり、すごく難易度の高い山に行く人が持っていくもの。というイメージはないでしょうか。
 その一方で、ハイキング程度の山に出かけても、転びそうになってヒヤッとしたり、岩や木の下を潜ろうとして頭をぶつけてしまったり。といったことは、誰にでもあるはずです。

 

ベテランの登山家に「登山で最も大切なのは何か?」と聞けば、おそらくほとんどの人は「安全だ」と答えるでしょう。それくらい、登山時に最初に考えなければならないのは登山中の安全対策です。

毎年、日本だけでも登山中の遭難事故で250人から300人もの方が亡くなられています。もし登山を「スポーツ」であると定義するのならば、登山以外に毎年300人も事故で亡くなるスポーツが他にあるでしょうか?

そのくらい、登山というのは危険とも隣り合わせのものなのです。しかも、それらの事故は必ずしも難易度の高いと定義されている山で発生しているわけではない。というのも、登山の怖いところです。

 

登山を安全に行うには、1. 知識、2. 経験/体力、3. 装備が必要となります。登山用ヘルメットは、装備として人体を直接守るのに必要なものです。
今回は、登山用ヘルメットの必要性を以下に記したいと思います。

 

 

1. 低山でも危険箇所はあります
東京都にある山は比較的低山が多いものの、それでも登山中の事故で毎年7-8人が亡くなっています。
登山中の怪我で致命的なのは頭部の怪我で、転倒、滑落、落石、噴石などが原因となって発生します。これらは何も槍ヶ岳のような標高3,000メートル以上あるような高山でのみ発生するわけではなく、標高1,000メートル程度の山であっても発生します。ですので、低山だからといって安心せず、ヘルメットを着用したほうがよいと思うようなリスク箇所(落石などがありそうな場所、滑落リスクがありそうな箇所等)に入ったら、迷わずヘルメットを着用しましょう。

 

2. 疲労時には特に要注意
登山中の怪我の原因の60%以上が転倒・転滑落ですが、疲労時に発生しやすいことを考えると、「事故の多くは疲労が原因である」とも言えます。注意力が散漫になって、頭上の木の太い枝の下をくぐるときに頭をぶつけてしまったりもしますし、くさり場などを急登中に上から落ちてくる落石の音に注意を払っていなかったりして頭部を負傷、ということもあります。
しかし、どんなに体力を向上させていても、疲れというのはどうしても避けて通れません。疲れてしまったときに、一瞬の不注意で起こる万が一の事態に備えることは、とても大切なことです。

 

3. 意外な危険要因も
近年の登山人気によって、山に入る人がグっと増えました。週末などには自分の行く道の先にも後にも人がいる。という状況は珍しくなくなっています。しかし、人が増えると、増加するのが人為的な落石です。突然石が降ってくる状況では、なかなか身を守ることができません。

 

最近では、ヘルメットもずいぶん軽く、カラフルになりました。
ウェアに合わせたお気に入りのヘルメットを、ひとつ揃えてみてはいかがでしょうか。

 

「高山だけ必要で、低山では全く必要ない」とか「ロッククライマーだけ必要だよね」というものではないヘルメット、危険をあらかじめ予知してヘルメットをかぶることは、「自分の命を自分で守る」という心構えを持つことにもなるのです。

 
 
 
■ravinaの登山用ヘルメット 詳細はこちら→http://ravina.bz/ext/about_met.html

青森県生まれ。二人の娘を持ち、千葉県浦安市在住。米国で通算7年ほど生活しました。夏山オンリーの登山で、冬はスキー派です。もっぱら小学生と中学生の娘を連れて、低山を中心に家族登山を楽しんでいます。登山の魅力をもっと世の中に伝えたいですね。 Twitterでは「登山の雑学(ravina)」(@ravina_zatsugak)というアカウントで、文字通り登山関係の雑学をつぶやいています。